競馬を始めて30年近く経ちますが、未だに深く後悔しているのが2002年の菊花賞の馬券戦略ですね。

2002年のクラシックの最後を飾る菊花賞は、日本ダービーを制したタニノギムレットが故障により秋競馬を前に引退。ダービー2着で菊花賞前哨戦の神戸新聞杯を制したシンボリクリスエスが天皇賞秋参戦のため出走せずと、事前から混戦模様を呈していました。

口コミサイトの競馬予想サイトの評判や口コミが知れるサイト - 馬ログでも様々な意見が飛び交っていました。

結局、皐月賞馬のノーリーズンが1番人気に押し出されることになるのですが、飛び抜けた人気にはならず、競馬ファンも「一体何が勝つのかわからない」という感覚を持っていたようです。

一方で私は、日本ダービーが終わった時点で既に2頭の馬に注目していました。その1頭がメガスターダム。父が短距離馬であったニホンピロウイナーでありながら、長く良い脚を使える馬で、「追ってしぶとい」典型の馬。3000mという長丁場であっても、血統を超える走りが出来そうだと思っていました。

そしてもう1頭がファストタテヤマ。皐月賞も日本ダービーも惨敗していたものの、菊花賞が行われる京都コースで重賞2勝と、明らかに他の競馬場と走りが違うので、「これは菊花賞で狙える」と思っていました。また父親も菊花賞馬だったため、血統的にも十分魅力があるものでした。

両頭とも前哨戦の神戸新聞杯と札幌記念でそれぞれ大敗していたので、本番の菊花賞では人気を落としてくれるとニヤニヤしながら菊花賞の週を迎えたものです。

そして菊花賞の枠順が決定した後、馬柱を見てとても気になる馬が2頭居ました。そのうち1頭がヤマノブリザード。地方出身ながら2歳G1の朝日杯2着の上、春も青葉賞とセントライト記念で長い脚を見せて好走しており、菊花賞向きと見ました。

最後の1頭がヒシミラクル。春先の2200mの条件戦で好タイムで勝ち上がっており、神戸新聞杯では大敗しているものの、能力ならなんとかなりそうという予感があったのです。

ここで問題が生じました。この年から始めて採用された3連複を重点的に買うつもりだったのですが、2頭軸で流そうと考えていたものの、メガスターダムをその内の1頭にすることは決めていました。ただ、もう1頭の軸を何にするかで迷ったのです。

私はファストタテヤマとヒシミラクルはそれぞれ16番人気、10番人気だったので、ワイドでも良いと判断し、ヤマノブリザードをもう1頭の軸として流すことにしたのです。特にファストタテヤマは最初から狙いの1頭だっただけに、かなり取捨に迷いました。

さて、いよいよ菊花賞が発送すると、何と1番人気のノーリーズン騎乗の武豊騎手が落馬と、スタートから波乱含みで、そのまま勝負所からメガスターダムとヤマノブリザードが手応良く動き出して、見ている私も大興奮。

しかし、ゴール直前になって外からファストタテヤマとヒシミラクルが飛んできて、何とか粘っていたメガスターダムはともかく、肝心のヤマノブリザードが失速という憂き目に。

ワイドでも、1着ヒシミラクルと2着ファストタテヤマの組み合わせは万馬券という大穴ではありましたが、メガスターダムが絡んだ3連複なら3400倍越え!と言う超大穴が出たため、ワイドの万馬券が霞むレベルでガックリと言う落ちだったのです。

今ならもっと手広く買うことを選択したのでしょうが、生涯でそうはない自信を持って買えたはずの超大穴馬券を逃したことは、未だに忘れられません。